檜原由比子
ひはら ゆいこ
広島県生まれ。武蔵野美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了後、1985年株式会社資生堂 宣伝制作部に入社。以来、インハウスクリエイターとして、宣伝広告(グラフィック・TV・WEB)を中心に、ウインドウディスプレイなどに携わる。受賞暦は、ADC賞、準朝日広告賞、準毎日広告賞、電通賞(部門賞)、グッドデザイン賞・日本ディスプレイデザイン賞 大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞・朝日新聞社賞など。
作品について
担当が8月5日。広島生まれの私は、毎年8月6日の前日に考える。「もし、この日までに戦争が終わっていれば……」。私の叔母も原爆で亡くなったそうだ。今回の表現は、過去を攻るためのものではない。「核のない、戦争のない平和な世界に」その約束を交わしたはずが、今また崩れそうになっている。8月6日がくる前にもう一度約束を!その思いを手話の「約束」に託し、If it was over... の言葉と合わせた。終止符3つは強い思い。
Credits
D: Hihara Yuiko