平野湟太郎
ひらの こうたろう
1959年東京生まれ。1980年日本デザインセンター入社。同年から猪熊弦一郎画伯に師事。1984年仲畑広告制作所を経て、1987年独立。現在、平野湟太郎デザイン研究室を主宰。公共施設や企業のアイデンティティ構築などの領域で、VI・CI計画、サイン計画、建築、ディスプレイ、グラフィックなど総合的に幅広く、デザイン活動を行なっている。デザインの社会的価値の向上、環境美の創出を目指している。
作品について
私は、デザインとその美しさについて、いつも不思議に思う事がたくさんある。この金属部品もその一つ。機械用の特殊部品は、工業のJIS規格や、エンジニアによって設計されたもの。あらゆる無駄をそぎ落とし、機能だけでできた型。とても魅力的であり、私たちの近代社会の中で活躍している、金属部品の美しい世界。今回のコールドフォイル印刷で、金属部品の美しさをどこまで再現できるかをテーマにした。
Credits
D: Hirano Kotaro