板東孝明
ばんどう たかあき
グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学教授/徳島県生まれ/武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業/1989 JAGDA新人賞/2001 シナジェティクス理論による軽量多面体構造の研究開発/2004 LEDによる「光マンダラドーム」開発(グッドデザイン賞受賞)/2007 文科省現代GP「EDS竹プロジェクト」でインドネシア・バンドゥン工科大学と協働/2008 ドイツ・ハノーバーメッセに「ガゼボドーム」・LEDロボット出展。
作品について
Love is metaphysical gravity”. 訳すと「愛は物質を超えた引力である」。20世紀の知の巨人、バックミンスター・フラーの言葉だ。「愛」を物理学で説明できるだろうか。アインシュタインのいう「引力とは質量をもつ物体がひきおこす時空の歪み」を、フラーは真面目に援用して「愛」を説いた。愛する者同士が互いのことを想うとき、二人の間の時空は歪み、距離は縮まり、時間は止まる。そこにはたしかに相対性理論が働いている。
Credits
D: Bando Takaaki