工藤強勝
くどう つよかつ
グラフィックデザイナー。首都大学東京システムデザイン学部教授。1976年デザイン実験室設立。エディトリアルデザインや造本装幀、展覧会のポスター・図録デザインを手がけるほか、グラフィック、タイポグラフィ、ブックデザインの評論を著す。著書・監修書に『編集デザインの教科書』(日経BP社)、『デザイン解体新書』(ワークスコーポレーション)、『書物の時空』(竹尾)などがある。東京ゲーテ記念館評議員、第7回桑澤賞受賞。
作品について
6月19日。僕の誕生日が6月18日。ピッタリ合っていたら……などと考えてもみたが、むしろ一日翌日になったことも運。1992年11月、出雲大社に旅をした。ついでに日御碕まで足をのばし、小さな出店で目に止まったのがこのアオイガイ。陽にかざすと透明感があり、貝肌はパールの輝きを放つ形の美しい貝だ。双子座でもあるので、そのアオイガイを回転させながら、双子座イメージをフィルムによる多重露光で照射させてみた。
Credits
D: Kudo Tsuyokatsu