松浦 昇
まつうら のぼる
1973年第1回版画個展(京都・平安画廊)。1983年第5回ラハチ国際ポスタービエンナーレ銀賞(第2位)受賞。1986年第10回版画個展(岐阜・高島屋)。1988年「現代ポーランド大ポスター展」企画、第12回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ入選(ポーランド・ザヘンタ美術館)。1996年日本国際ポスター美術館設立に参加。『アイデア』誌、亀倉雄策編集『クリエイション』誌等に執筆。現在、国立大学法人金沢大学教授。
作品について
バラは美しい。その美しさは人々を魅了し虜にする。私もバラの虜になったひとりだが、その品種も多く、日々改良されている。6月のバラだから花びらに水玉がのっている状態を想定し、前夜が小降りの雨であった翌朝を狙って7回、近くのバラ園に出かけた。思い通りの写真が撮れたが、それだけでは作品にならない。何回かアイデアを練り直し、イメージ豊かなバラを優先させ、最初に構想した表現とは違った作品になった。
Credits
D: Matsuura Noboru