中野仁人
なかの よしと
グラフィックデザイナー、京都工芸繊維大学准教授。
京都の伝統、日本の四季、そして新しいデザインを学生たちと探索中です。
作品について
4月5日は二十四節気の清明節。花が咲き乱れ、郊外を散策する日であり、中国では祖先にお参りする日。
日本では桜が満開の頃。可憐で健気で華やかで優雅で気高くて、そしてはかなくて。日本人は桜を愛で、桜に酔いしれる。しかし桜は時には妖気を放ち、道成寺の白拍子花子のように踊り狂う。そして人は、桜の森の満開の下で彼岸と此岸の境界を彷徨う。
Credits
D: Nakano Yoshito
